サーマクールに本当に痛みはない?
サーマクールは痛みも少なく、たるみが解消できるリフトアップ法、といわれています。では本当に痛みは少ないのでしょうか。
痛みというのは、感じ方には個人差がありますので、一概に痛い、痛くない、というのはいえません。ただ、痛みは少ない、といっている時点で痛みは少なからずある、ということです。
また、クリニックで使う機器によっても痛みが違ってきます。サーマクールができた当初、初期のサーマクールの機器の場合は、シングルパスだったため、どうしても手術中の痛みは強く、局所麻酔や超音波を導入したりして痛みの軽減をおこなわなければいけませんでした。それでも痛みは強く、それにともない、術後も大きく腫れてしまうということもあったのです。
新しいサーマクールなら痛みはない
今ほとんどのクリニックで使われているサーマクールは、痛みが少なく、腫れもあまりありません。ただ、それもクリニックによって変わってしまうのです。
術中の痛みに関しては、クリニックによっては局所麻酔をおこなってから施術するところもあります。これにより術中は痛みを強く感じることはないでしょう。ただ、サーマクールの治療では、痛みも肌の状態を確認する上での判断材料となります。そのため、痛みを感じる程度の麻酔しか行わないところもあります。
完全に痛みがない、という麻酔をおこなうところだと、出力レベルを上げ過ぎてしまうために、術後に痛みがあったり、大きく腫れてきてしまったりするのです。
サーマクールは痛みがあるほど、照射レベルが高いほど効果が表れるというものではありません。適正レベルで照射されれば、効果はほとんど変わらないのです。逆に、照射レベルが高すぎると細胞が死んでしまい、陥没してしまうこともあります。
術後の痛み・腫れが出てしまうケース
・経験不足で、部位によっての適切な照射レベル、照射方向がわからない
・アフターケアを怠る
・肌の状態を確認せずに照射してしまう
・初期のサーマクール(シングルパス)を使っている